2021年 12月定例議会 討論

「全議案に賛成」

 議席17番,中西大輔です。
 私は,議案第66号から第74号の12月定例議会に提出されています全議案に賛成,議案第66号について,幾つか意見を述べさせていただきます。

 歳入及び歳出第2款総務費と第7款商工費に計上されているすずか応援基金関連の補正予算についてですが,既存のサイトに3サイト追加して,ふるさと納税寄附金を増やす取組をする努力をされるということは,評価したいと思います。
 ですが,今回,寄附収入で予定される4,500万円の全額をすずか応援基金積立金に回し,一方で,その半分で想定されるすずか応援寄附金推進費の2,250万円は,一般財源から支出される形になっております。
 この点についてですが,今回を機会に推進費の財源を応援基金から充当するようにし,納付していただいた寄附金,ふるさと納税に係る推進費,鈴鹿から他市町に出た寄附金などの関係を分かりやすく公開されるような取組を期待したいと思います。

 次に,第3款民生費,障がい者自立支援費について,コロナ禍による外部との接触減を前提にした当初予算を立てたものの,利用実態との違いで出た差額ということで,やむを得ないものだというふうに判断します。同時に,民生費の中では,生活困窮費に係る補正予算が上がっておりますが,生活困窮の方が増えている現状が見えたというふうに考えるところです。
 これらのことから,相談支援も含めて専門的な見地で働きかけることができる人材の充実が必要となってくるというふうに考えるところですので,関係機関を連携して検討に取り組まれるよう期待します。

 第4款衛生費の新型コロナワクチンの追加接種に関する予算ですが,せんだって,モデルナのワクチンも承認され,これまでの半量での接種と聞きます。追加接種を希望される方が多いということを考え,問題なく,スムーズに取組が進められることを期待するところです。
 一方で,12月に入り,厚生労働省から心筋炎と心膜炎を重大な副反応として,ファイザー社とモデルナ社,それぞれの添付文書に記載して注意を呼びかけることが示されていました。
 接種を済ませた方の中には,接種後の副反応などによって,ワクチンの追加接種に対して懸念を持っている方がいらっしゃることは,想像できるところです。接種に当たっては自己判断ということになっていますから,鈴鹿市として国の情報提供も含めてですが,健康に関わる情報を分かりやすく提供していただくことを期待します。
 また,モデルナワクチンに不安のある方が,ファイザー製の接種を希望されることが増えることも予想されますから,その点に配慮した取組を行われるよう期待するところです。

 第8款土木費について,項2道路橋りょう費で4,000万円の増額がありました。これについては,年間管理委託分の予算が大幅に上回る結果だったということは理解するところです。ですが,今後この点については,予算計上の際に慎重に精査されることを期待するところです。

 以上で,議案第66号についての討論を終わり,その他の議案については,特段の意見なく,賛成します。
 以上です。